会社情報
〒612-8081 京都市伏見区新町4丁目456
TEL: 075-601-1017
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E-mail :ujicha@toukouen.pupu.jp
営業時間:9:30 ~ 19:00
店休日:火曜日
ACCESS
京阪「伏見桃山」下車スグ / 近鉄「桃山御陵」下車スグ / JR「桃山」駅から徒歩10分
松田桃香園の歴史
第五十一世妙法院門跡御門主書
松田桃香園の初代に当たる茶屋伍兵衛(1617〜1705年)は、この時に宇治茶を生産しており、屋号を本家の喜多家よりあやかって“北”の暖簾(のれん)をあげて、桃香園を開業しました。寛永七年(1630年)のことです。
松田桃香園の一族の中に、先祖の一人である江戸幕府から指名された幕府御用茶師、喜多立玄がおりました。喜多立玄は寛文九年(1669年)に、江戸幕府の御茶壺茶詰の儀を行ったとされている人です。
御茶壺茶詰の儀とは、その年に採れた新茶を茶壺に詰める儀式のことです。このこともあり、松田桃香園は遠くは山形藩主の秋元家にも茶葉を納めさせていただいていたようです。
五代目、六代目、七代目の伍兵衛は、三代にわたって伏見奉行所の役人となり、特に七代目の伍兵衛は、御代官様より名字と帯刀を許され、松田伍兵衛と名乗り、店名も「松田桃香園」と名乗るようになりました。
この七代目の松田伍兵衛は、非凡な魅力のある人物で、商売は勿論のこと学問や書道、茶道、俳句、絵画など多彩な才能を有していました。
前田家が治めていた京都の湯舟に白山神社がありますが、その石の鳥居にも名が刻まれています。
伏見に港を整備し、伏見城を築いた豊臣秀吉によって伏見の町は栄えました。伏見城は秀吉から徳川家康に引き継がれ、城下町として発展してきました。その中、松田桃香園は幕府のご使命を受けて開業しました。築城に必要である瓦屋や材木屋などと同じく、働く人々の疲れを癒す茶屋として必要とされたのです。松田桃香園は、伏見城と共に歩んで来た伝統ある茶屋です。
先祖から京都宇治の最高の茶園を継承し、匠の技に磨きをかけて参りました。十三代目当主がたゆみない研究によって選び抜いた茶葉は、万福寺管長や聖護院門跡、茶道三千家家元などより茶銘をいただいております。これからも皆様方に生粋の京都宇治茶を御届けして参ります。
十三代当主 松田須英子